NPO法人日本医学ジャーナリスト協会・主催 第8期 医療ジャーナリスト基礎講座 受講生募集

 日本医学ジャーナリスト協会は、2018年度の「医療ジャーナリスト基礎講座」を2019年2月から3月にかけ、計4回開講します。

医学医療をめぐる状況は、日々大きく変化しています。ゲノム医学による診断・治療の倫理的課題、医療現場では医師や看護師の不足に伴う働き方の見直しなど、さまざまな問題が浮き彫りにされています。一方、2018年に全メディアの中でインターネットへの接触時間が5割を超えたと伝えられ、ウェブの医療情報により正確な情報発信が求められています。
今回の基礎講座では、ネット時代の医療情報の在り方を広く視野に入れつつ、下記のようなプログラムを企画しました。初回は、生命科学の取材に取り組んできた記者が先端研究に伴う課題を解きほぐします。

2回目と3回目は、紙媒体とウェブの違いや変化する伝え方などをテーマに、若手臨床医とジャーナリストがそれぞれ体験的医療情報発信を語ります。最終の4回目では「医療職の働き方」を基軸に3人の講師によるパネルディスカッションを開催します。1回目から3回目までは例年通り、講義の後半に受講生の皆様と講師の双方向によるグループワークを設け、講座にふさわしい実践的な構成とします。

皆様のご参加をお待ちしております。



NPO法人日本医学ジャーナリスト協会

第8期 医療ジャーナリスト基礎講座 各回の内容構成
日時 テーマ 内容 講師 進行

2月2日(土)
13時30分~16時30分
日本記者クラブ

「生命科学の最前線を伝える」

・「権威」に惑わされない
・米国で合成生物学を取材して
・科学者(先端研究)と倫理

須田桃子

大西正夫
(当協会理事 )

2月16日(土)
13時30分~16時30分
アルカディア市ヶ谷

「発信医が考える医療情報の伝え方」

・医療情報 紙とウェブの違い
・医療情報発信 これだけは
・350本書いてわかった伝え方

中山祐次郎


三浦直美
(当協会幹事)

3月2日(土)
13時30分~16時30分
日本記者クラブ

「インターネット時代の医療情報」

・社会に衝撃与えたWELQ問題
・正確さと読みやすさの両立
・変わる伝え方


岩永直子

大西正夫
(当協会理事 )
3月16日(土)
13時30分~16時30分
アルカディア市ヶ谷

特別講座
パネルディスカッション
「医師の働き方改革
~国民の健康にも大きな影響を与える医療職の働き方」

・医師の長時間労働は解消可能なのか
・海外医療の研修体験から

・女性医師をめぐる課題とは
・医師会/働き方改革の動向

・ワークライフバランスの視点
・「働き方」 他職種との比較

赤星昴己
上家和子
白河桃子
堂上昌幸
(当協会幹事)

※敬称略。講師・内容を変更する場合がありますのでご了承ください。


医療ジャーナリスト基礎講座 講師紹介

■2月2日(土) 須田桃子(すだ・ももこ) 毎日新聞科学環境部記者
・早稲田大学大学院修士課程修了。2001年毎日新聞入社。06年から科学環境部。「捏造の科学者 STAP細胞事件」(14年文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞と科学ジャーナリスト賞を受賞。近著に米国の大学を拠点に取材を重ねた「合成生物学の衝撃」(18年文藝春秋)。毎日新聞の連載企画「幻の科学技術立国」取材班キャップを務める。

■2月16日(土) 中山祐次郎(なかやま・ゆうじろう) 福島県郡山市・総合南東北病院外科医長
・2007年鹿児島大学医学部卒業。都立駒込病院で研修医、大腸外科医師として計10年勤務。17年から福島県・高野病院長を短期間務め、総合南東北病院外科で手術の日々を送る。単著に「幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと」(14年幻冬舎)など。Yahoo!ニュース個人、m3.comなどのwebに多数の連載。「発信する医師団」代表。

■3月2日(土) 岩永直子(いわなが・なおこ) BuzzFeed Japan(バズフィード・ジャパン) ニュースエディター
・東京大学文学部卒業。1998年読売新聞社入社。中部支社、東京社会部(警視庁、厚生労働省など担当)、医療部、読売新聞の医療・健康・介護サイト「ヨミドクター」の編集長を経て、17年にバズフィードに入社。メディカルチームのエディターを務めるかたわら自身も記事を発信。厚労省「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」委員も。

■3月16日(土) 特別講座 パネルディスカッション
赤星昴己(あかほし・こうき) 東京女子医大東医療センター救命救急センター医師
・2015年東京医科歯科大学卒業。同大の初期研修に進む。17年に同大救急科に後期研修医として入局し、現在は東京女子医大東医療センター救命救急センターで勤務。厚労省「医師の働き方改革に関する検討会」構成員、日本救急医学会「医師の働き方改革特別員会」委員などを務める。若手救急医の立場から現場に即した働き方改革実現を目指す。

上家和子(かみや・かずこ)日本医師会女性医師支援センター参与
・1982年広島大学医学部卒業。島根県立中央病院脳神経外科で診療に従事。90年厚生省(当時)に入省し、国立保健科学院次長兼内閣官房審議官などを歴任。14年に退官、公募採用で大阪府健康医療部長。17年日本医師会・日医総研主席研究員。18年日医女性医師支援センター参与(兼務)。「子育てと仕事―キャリアアップ」に取り組む。

白河桃子(しらかわ・とうこ) ジャーナリスト、作家
・慶應義塾大学文学部卒業。住友商事、リーマンブラザーズなどでOL生活後、少子化ジャーナリストの道に。"婚活"ブームの火付け役にも。女性のライフキャリア、ワークライフバランスなど幅広い分野で著作、講演活動を展開。「働き方改革実現会議」有識者議員など多くの政府系委員会、検討会メンバーを務める。相模女子大客員教授。

 
 
 
 

 

 

NPO法人日本医学ジャーナリスト協会・主催 第7期 医療ジャーナリスト基礎講座 受講生募集 ※本講座は終了しました。

 日本医学ジャーナリスト協会は、2017 年度の「医療ジャーナリスト基礎講座」を 2018 年 2 月から 3 月にかけ計 5 回にわたって開講します。2017 年春開催の 2016 年度第 6 期基礎講座に次ぐ 7 期目となります。

 近年、医療をめぐる状況や環境は従来にないスピードで変化しています。医療現場では、がん患者の増加とその受容、あるいはゲノム医学の進展による遺伝子診断・治療の倫理的課題など、様々な問題が押し寄せ、浮き彫りにされています。そういった問題意識を背景に、今回の基礎講座を企画してみました。

 具体的には、
①医療と福祉の関係に立ち入ってその現状と問題の所在、解決に向けた知恵の出し方をはじめ、
②医学・医療の報道に際し改めて原点を見つめ直す重要性、
③日本のがん医療をめぐる報道のあり方について現場の専門医からの警鐘と助言です。
二人のベテランジャーナリストが豊富な経験を基にジャーナリストの生き方などを受講生の皆様に伝える場も設けました(④)。
講座最終回の 5 回目(特別講座)は、高齢社会を迎え現実的な課題である「医療と介護の一体化」を機軸にしたパネルディスカッションを企画しました。どの回も、受講生の皆様との双方向によるディスカッションを重視し、1 回目から 3 回目までは、第 6 期講座で好評を博したグループワーク方式も採用します。

 積極的なご参加を、日本記者クラブでお待ちしております。



NPO法人日本医学ジャーナリスト協会

第7期 医療ジャーナリスト基礎講座 各回の内容構成
日時 テーマ 内容 講師 進行

2 月 3 日(土)
13 時 30 分~16 時 30 分

鳥の目、虫の目、疑う目

・善玉コレステロールと"寝たきり老人"と
・利益相反~"子宮頸癌ワクチン"を例に
・トクダネと情報提供者の安全

大熊由紀子 後藤光世
(当協会幹事)

2 月 17 日(土)
13 時 30 分~16 時 30 分

転換期のマスメディア報道

・何を書くか・どう見つけるか
・品質の保証
・災害など不測事態の対応

館林牧子 大西正夫
(当協会幹事)

3 月 3 日(土)
13 時 30 分~16 時 30 分

日本のがん医療と報道

・インチキがん医療の現状とメディア
・エビデンスレベルと情報の格付け
・標準治療は最善の治療との認識を

勝俣範之

大西正夫
(当協会幹事)

3 月 10 日(土)
13 時 30 分~16 時 30 分

医学ジャーナリストとして


新型インフルエンザ襲来

・一般紙誌での医療原稿執筆のポイント
・放送番組の制作・出演の重要ポイント

・その脅威をどう伝えるべきか
・パニック・風評被害を防ぐには

松井宏夫


木村良一

大西正夫
(当協会幹事)
3 月 17 日(土)
13 時 30 分~16 時 30 分

特別講座
パネルディスカッション
「診療報酬・介護報酬のダ
ブル改定に伴う医療と
介護の一体化」
「2018(平成 30)年度介護報酬・診療報酬の同時改定と第 7 次医療計画・第 7 期介護保険事業(支援)計画・第3期医療費適正化計画がスタート」

・めざす医療・介護の姿とは
・消費税増税が先送り同時マイナス改定は医療崩壊を招かないのか
・メディアから見たダブル改定 他
武藤正樹
猪口雄二
武久洋三
佐藤好美
コーディネーター
水巻中正
(当協会会長)

※敬称略。講師・内容を変更する場合がありますのでご了承ください。


医療ジャーナリスト基礎講座 講師紹介

■2 月 3 日(土) 大熊由紀子(おおくま・ゆきこ) 国際医療福祉大学大学院教授
東京大学卒業後、朝日新聞社入社。社会部、科学部を経て、医療・福祉の社説を 17 年間担当。大阪大学大学院教授を経て現職。
17 カ国 6000 人に医療福祉の情報を発信。「えにし」のHPでも。大学では医療福祉ジャーナリズムを担当。

■2 月 17 日(土) 館林牧子(たてばやし・まきこ) 読売新聞東京本社医療部編集委員
京都大学理学部卒業。88 年読売新聞社入社。金沢支局などを経て科学部。2000 年にワシントン支局、シリコンバレー支局。
04 年に医療部。16 年から同部編集委員。医療全般を担当。「足で稼ぐ取材」をモットーに医療現場第一主義を貫く。

■3 月 3 日(土) 勝俣範之(かつまた・のりゆき) 日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授
富山医科薬科大学卒業。徳洲会病院での研修後、92 年国立がんセンター中央病院内科、乳腺科・腫瘍内科外来医長などを経て 11 年現職。
がん薬物療法専門医。患者の価値観を大切にする医療を実践。

■3 月 10 日(土) 松井宏夫(まつい・ひろお) 医学ジャーナリスト
中央大学商学部卒業。日本ドキュメント・フィルム助監督などを経てフリージャーナリスト。テレビ・ラジオ、新聞、雑誌、講演など幅広く活動。
放送では明快な語り口で知られ、活字媒体でも平易な記述を身上とする。東邦大学医学部客員教授。

■3 月 10 日(土) 木村良一(きむら・りょういち) 産経編集センター特別編集委員
慶応大学文学部卒業。83 年産経新聞社入社。98 年社会部次長。05 年に編集委員。06 年から 10 年間論説委員。
脳死移植や新型インフルエンザなどを中心にした著作多数。薬害エイズ、リクルート、大蔵省幹部の不祥事なども取材。

■3 月 17 日(土) 特別講座 パネルディスカッション

武藤正樹(むとう・まさき) 国際医療福祉大学大学院教授、診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会長
新潟大学医学部卒業。国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長などを歴任。

猪口雄二(いのぐち・ゆうじ) 公益社団法人全日本病院協会会長
獨協医科大学卒業。同大リハビリテーション科臨床助手などを経て医療法人財団寿康会寿康病院理事長。

武久洋三(たけひさ・ようぞう) 平成博愛会理事長、日本慢性期医療協会会長
岐阜県立医科大学卒業。徳島大学医学部第三内科勤務。博愛記念病院開設などを経て平成医療福祉グループ代表。

佐藤好美(さとう・よしみ) 産経新聞社文化部編集委員・論説委員、埼玉医科大特任教授
早稲田大学第二文学部卒業。89 年産経新聞社入社。政治部、社会部、文化部で医療、介護、年金など社会保障畑を歩む。

 
 
 
 

 

 

NPO法人日本医学ジャーナリスト協会・主催 第6期 医療ジャーナリスト基礎講座 受講生募集 ※本講座は終了しました。

 日本医学ジャーナリスト協会は、2016年度の「医療ジャーナリスト基礎講座」を2017年2月から3月にかけ開講します。前回(2015年2月-5月)開催の第5期医療ジャーナリスト基礎講座に次ぐ6期目の開催となります。前回同様、4回のシリーズですが、今回は2ヵ月間の隔週土曜日という日程を組みました。

近年、医療をめぐる状況はめまぐるしいスピードで変化しています。最近では、効能に優れた医薬品の開発と同時に、市場に投入される医薬品の高額化が医療財政の圧迫要因になっていることが社会問題化しています。それに伴い、費用対効果の検討が本格化し、国民皆保険制度の維持に影響を与えかねないとの指摘や不安も出ております。

医療現場でも、がん患者の増加に伴う治療法の選択肢、終末期医療の在り方と尊厳死の受容、あるいは遺伝子診断の倫理性といった様々な問題が改めて浮き彫りにされています。

このような医療の現状や課題などを取材し、報道する側の医療ジャーナリズムはどのような立ち位置や視点から、取材・報道に取り組んでいるのでしょうか。そういった問題意識から、今回の第6期医療ジャーナリスト基礎講座を企画してみました。

現役の新聞記者、フリーランスのジャーナリスト(ライター)、放送番組ディレクターを講師に選びましたが、特別講座編である最終回は、専門記者に加えて気鋭の薬剤経済学者と、海外にも視野を広げた患者団体代表をお迎えし、パネルディスカッション形式となります。 

第1回から第3回の講座も、受講生の方々との双方向によるディスカッションにも重点を置きます。問題点を掘り下げ、理解を深め、その解決に向かうことで、医療ジャーナリズムに対する関心と認識を新たにしていただくのが狙いです。
積極的なご参加を、日本記者クラブでお待ちしております。


NPO法人日本医学ジャーナリスト協会

基礎講座企画担当 大西正夫 矢野充彦
第6期 医療ジャーナリスト基礎講座 各回の内容構成
日時 テーマ 内容 講師 進行

2月4日(土)
13時30分~16時30分

医療報道の意義と役割

・臨床試験の研究不正を追って
・医療現場で何が起きているか
・患者の声をどこにどう届けるか

河内敏康 大西正夫
(当協会幹事)

2月18日(土)
13時30分~16時30分

フリーランスの仕事術

・新聞記者から大学院、そしてライター15年
・広くて深い雑誌系医療記事を心がけ
・連載記事の積み重ねが書籍化に

塚崎朝子 大西正夫
(当協会幹事)

3月4日(土)
13時30分~16時30分

医療健康番組の
作られ方

・メディアとしてのテレビの特性
・「伝える」だけでなく「伝わる」ための演出家的技法
・データジャーナリズムの現状と課題

市川 衛

浅井文和
(当協会幹事)

3月18日(土)
13時30分~16時30分

特別講座 パネルディスカッション
「高額医薬品をどう考える?」

・ 相次ぐ高額医薬品登場、薬価の半額値下げ
・ 海外では薬の費用対効果、どう評価?
・ 薬の評価に患者はどう参画するか?
・ 日本で費用対効果評価はどう進むのか?
・ どう報道したらいいか?   

五十嵐 中
桜井なおみ
佐藤好美
浅井文和
(当協会幹事)
医療ジャーナリスト基礎講座 講師紹介

■2月4日(土)河内敏康(かわち・としやす) 毎日新聞東京本社科学環境部編集委員

東京大学大学院理学系研究科天文学専攻修了。1997年毎日新聞入社。2007年に科学環境部、16年から現職。原発や地震、防災、医学・医療など科学全般を担当。13年に降圧剤バルサルタンの臨床試験を巡る一連の報道で日本医学ジャーナリスト協会賞大賞受賞。「命を削る」「がん大国白書」「医療クライシス」など大型連載キャンペーンに参加。

■2月18日(土)塚崎朝子(つかさき・あさこ) 医療ジャーナリスト

国際基督教大学教養学部理学科で数学を専攻。卒業後、91年まで読売新聞記者。筑波大、東京医科歯科大の各修士課程で医療政策学、医療管理学を専攻。「新薬に挑んだ日本人科学者たち」(講談社ブルーバックス)など著書多数。朝日メディカル、アエラなどに定期的に寄稿。看護師対象の著作もある。

■3月4日(土)市川 衛(いちかわ・まもる) NHK制作局科学・環境番組部ディレクター

東京大学医学部卒業後の2000年、NHKに入局。医療、福祉、健康分野をメインに世界各地で取材活動に取り組む。NHKスペシャル「腰痛 治療革命」をはじめ、ためしてガッテン「介護の新技」など数多くの作品を制作。書籍も多数。東大医学コミュニケーション学で「テレビとヘルスコミュニケーション」の講義も。当協会の会員でもある。

■3月18日(土)特別講座 パネルディスカッション「高額医薬品をどう考える?」

五十嵐 中(いがらし・あたる) 東京大学大学院特任准教授

東京大学薬学部卒業。08年同大学院薬学系研究科博士課程後期課程修了。同大学院特任助教を経て15年10月に現職。10年から医療経済評価総合研究所代表も。専門は医療統計学、薬剤経済学。著書に「医療統計わかりません!!」など。


桜井なおみ(さくらい・なおみ) 一般社団法人CSRプロジェクト代表理事

大学で都市計画を学び、コンサルティング会社で都市整備、環境学習、費用対効果検討などの業務に従事。04年に30代で乳がん罹患後、自らの経験、社会経験を活かし、患者・家族の支援活動を開始する。社会福祉士/技術士。

佐藤好美(さとう・よしみ) 産経新聞社編集局文化部編集委員・論説委員

早稲田大学第二文学部卒業。89年産経新聞社入社。政治部、社会部、文化部のいずれでも旧厚生省・厚生労働省クラブに所属し、医療、介護、年金など、一貫して社会保障畑を歩む。直近の16年、「薬価危機‐迫られる選択」を連載。


 
 
 
 

 

 

第5期 医療ジャーナリスト基礎講座 受講生募集※本講座は終了しました。

日本医学ジャーナリスト協会は、約3年ぶりに「医療ジャーナリスト基礎講座」を開講します。今回は、2月~5月の土曜日の14時から17時開催の4回シリーズです。

医学・医療・保健・福祉分野での報道は、これらの分野特有の現場風土や歴史的経緯を踏まえておくことが欠かせません。また政策動向や新たな研究成果、技術開発に伴う専門知識へのキャッチアップ、読者・視聴者である市民(患者や利用者)の視点、命や暮らしについての心理・社会・文化的な側面など、押さえるべき背景は広がるばかりです。このような状況下では、事実誤認の落とし穴も無きにしもあらず、というハイリスクな状態ではないでしょうか。

他方、取材を受ける立場からは「肝心なことが伝わらない、曲解される」などのホンネも聞かれます。また企業や団体の広報はジャーナリストにとって情報源となっており、社会的な視野に立つ的確な情報発信が求められています。

このような問題意識から、「ジャーナリストの立場」、「取材への対応・情報を提供する立場」、「企業や団体からの情報発信の立場」など多角的な立場を包括的に取り入れた企画としました。参加者からの質問をあらかじめ募って取り入れたり、取材のプロセスで直面しがちな難しい状況についてフリーディスカッションしたり、また海外での医学ジャーナリズムの動きを参考にするなど、参加者に真に役立つことを願って企画しました。

積極的なご参加を、日本記者クラブでお待ちしています。


NPO法人 日本医学ジャーナリスト協会

企画担当 村上紀美子 秋元秀俊 君島邦雄

5期 医療ジャーナリスト基礎講座 各回の内容構成
日時 テーマ 内容 講師 進行

2月28日(土)
14~17時

医療ジャーナリストの仕事術1
フリーランス

テーマ(企画)の見つけ方、
取材アポの取り方、取材時の心がまえ、
コメント確認の意味、ジャーナリストとは

鳥集徹 村上紀美子

3月14日(土)
14~17時

医療ジャーナリズム
世界の動き

科学性・信頼性・倫理性
担保するための努力
英・米などの医療ジャーナリズム

北澤京子 秋元秀俊

4月25日(土)
14~17時

医療ジャーナリストの仕事術2
新聞社

取材の作法 取材対象との関係性多くの情報の真偽の見極め、適切な選択、トラブル対応
これからのジャーナリスト像

長谷川聖治

大熊由紀子

5月23日(土)
14~17時

特別講座
企業や団体の
広報活動と社会的視点

パネルディスカッションを中心に:
企業や団体の広報情報発信とジャーナリストの連携について。
社会的な視点での適切な関係とは…

錦光山雅子
鈴木実
山崎大作
君島邦雄
医療ジャーナリスト基礎講座 講師紹介

■2月28日(土) 鳥集徹(とりだまり・とおる)

1966年生まれ、同志社大学大学院修士課程修了。会社員、出版社勤務等を経て、2004年から医療問題を中心にジャーナリストとして活動。タミフル寄付金問題やインプラント使い回し疑惑等でスクープを発表してきた。「週刊文春」「文藝春秋」をはじめ、雑誌やムック等に多数寄稿している。著書に『ネットで暴走する医師たち<医療崩壊>の深部で何が起きているか』(WAVE出版)など。

■3月14日(土) 北澤京子(きたざわ・きょうこ)

医療ジャーナリスト・京都薬科大学客員教授。2014年まで日経BP社で「日経メディカル」「日経ドラッグインフォメーション」の編集に従事。現在、京都大学医学研究科社会健康医学系(健康情報学)在学中。著書に『患者のための医療情報収集ガイド』、訳書に『過剰診断:健康診断があなたを病気にする』(ともに筑摩書房)など。メディアドクター研究会副幹事長。

■4月25日(土) 長谷川聖治(はせがわ・せいじ)

1987年、読売新聞社入社。新潟支局などを経て91年、科学部。エイズ、医療問題担当。甲府支局を経て、99年バンコク支局特派員。2002年科学部、07年次長、医療問題を担当、12年11月から科学部長。東大医療政策人材養成講座1期生。聖マリアンナ医科大非常勤講師。著書に「科学捜査」(ナツメ社)、「医療費と保険が一番わかる本」(技術評論社、共著)など。

■5月23日(土) 特別講座 パネルディスカッションを中心に

錦光山雅子(きんこうざん・まさこ)朝日新聞社 科学医療部 

鈴木実 (すずき・みのる)ファイザー株式会社 広報部

山崎大作(やまさき・だいさく)日本経済新聞社 企業報道部